老いと共に生きる、病と共に生きる、そして迎える最期の瞬間
高齢者セミナーに参加、何とこのタイトルが、「老いと共に生きる、病と共に生きる、そして迎える最期の瞬間」と言う何とも不気味で恐ろしいものでした。
老いさらばえて行く自分の日頃の不安をまさに突き付けられたようでギクッとした私は覚悟を決めて「槍でも鉄砲でもどんと来い!」とばかり会場一番前のど真ん中に陣取って拝聴しました。
講師の先生は谷川俊太郎先生(87歳)、鳥越俊太郎氏(78歳) 司会進行の40代の高口光子さんのお3人でした。13:00~16:40途中休憩があるものの長時間にわたって密度の濃い学びを戴きました。
4回にも及ぶ癌手術を克服された鳥越さんの実体験は会場を震撼させるものでした。
谷川先生は詩人でいらっしやるのでご自分の詩を質疑の折にお読みになり、成る程と共感を得る回答ぶりでした。人生達観の境地をすでにお持ちのようでした。
高口さんは歯切れよく笑いを誘いながらテンポのいい進行役をこなし、「老いと死を見届ける」と題して介護施設での人材開発部長として陣頭指揮でお年寄りのお世話をされている現況を熱く語られました。若い介護士さん達の健気なお世話振りが察せられてとても嬉しくなりました。
いい時代を生かされている私達はひたすら感謝です。